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  [ブランド名]
エミリオ・プッチ(Emilio Pucci)

[解説]
 サイケデリックで1960年代のパワーを感じさせる「エミリオ・プッチ」。60年代のデザインが見直される中、サイケ風の「プッチ柄」も再評価されています。

 しばらく前までは知る人ぞ知るマニアックなブランドでしたが、2003年春夏からクリスチャン・ラクロア(Christian Lacroix)氏がアーティスティックディレクターとなって以降、日本でも手に入りやすくなりました。ただ、個人的にはオリジナルのプッチが好きです。ヴィンテージは数点持っていますが、よく見るとラインの太さが均一ではなかったり、ちょっとかすれているところがあったり、そのハンドクラフト感、手描き感がたまらない。

 「プッチ」をおすすめしたいのは、キャラクターのはっきりした人。インパクトが強いから、一点使いで十分です。トップスもボトムスもバッグもとなると、クドくなっちゃう危険があります。中途半端なパステルカラーを使わないのが「プッチ」流。ピンクやターコイズブルー、紫といった強めの色を重ねてきますから、かなりインパクトが出ます。

 曲線を組み合わせた、浮遊感のある、幾何学的で奔放なプリント柄で知られます。丸や四角などの図形がふわふわと重なり合うデザインが持ち味です。

 プレゼントする場合の基本は小物でしょう。財布やポーチは手ごろな価格で手に入ります。バッグは少し高め。もともとはウエアのブランドですが、日本では今のところ、小物中心の展開となっているようです。

 日本で早くから「プッチ」を集めていたのは、セレクトショップの「インターミックス」。米国・ニューヨーク市に本店を構える国際的なセレクトショップです。同じセレクトショップの「チェンジズ・ユナイテッドアローズ(Changes UNITED ARROWS)」でもプッチを押してきました。最近では伊勢丹新宿店本店、阪急百貨店うめだ本店にブティックができ、2004年11月には待望の初の路面店が東京・銀座にオープンしました。店の造りは、ニューヨークの目抜き通り「5番街」にできた路面店とよく似ています。

 路面店のオープンをきっかけに、これまでのファッションフリークだけではなく、一気に認知度が高まりそうな勢いです。でも、ご心配なく。約40年の時を超えて人気が復活しただけに、この先、1、2年はブームが持続するはずです。「さびないブランド」、それが「プッチ」なんです。

●ブランドデータ


[本国]
イタリア(フィレンツェ)

[経営・日本での展開]
 2004年11月に東京・銀座に初の路面店を開いた。インテリアは建築家のティツィアーノ・ヴダフィエリ氏とデザイナーのレナ・パッソア氏が手がけた。世界共通のコンセプトに基づく設計。

 百貨店では伊勢丹新宿本店(東京・新宿)、阪急百貨店うめだ本店(大阪市)に2004年10月、出店。伊勢丹には同2月に小コーナーを開設したが、同10月、ブティックに拡張した。

 本社はエミリオ・プッチ(フィレンツェ)。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン傘下。2000年にLVMHの傘下となった。LVMHグループの支援を受けて、2001年秋冬からミラノコレクションに登場。2003年春夏からはクリスチャン・ラクロア氏がアーティスティックディレクターに就いた。創業者のエミリオ・プッチ氏の娘、ラウドミア・プッチ氏がイメージディレクター。日本での展開を手がけるのは、LVJグループ(東京・港)内の「エミリオ・プッチカンパニー」。

[歴史]
 イタリアの公爵家に生まれたエミリオ・プッチ氏が1947年、創業した。プッチ氏は14年、イタリア・ナポリ生まれ。邸宅にはレオナルド・ダ・ビンチやボッティチェルリら巨匠の絵画が飾られていたという本物の名門貴族の出だ。第2次世界大戦中はイタリア空軍のパイロットを務め、後には政治家の経験もあるというマルチクリエーターの先駆けと言える。

 もともと世界をまたにかけて働く「ジェットセッター」向けのブランド。イタリアのカプリ島などのリゾート地で販売されており、「地中海リゾートの定番」という地位を得ていた。

 スキーウエアでスタートしたという、一風変わった成り立ちを持つ。イタリアのスキー五輪チームのメンバーだったプッチ氏は自らスキーウエアをデザイン。このスキーウエアが米国の雑誌「ハーパース・バザー」に掲載され、評価を得た。以後、同誌から依頼を受けて、女性服のデザインを手がける。60年代から70年代にかけて、米国のセレブ層に愛され、「プリントの王子」の別名で知られた。欧州出身ながら、主に米国で評価された。92年没。

 モナコのグレース公妃、ジョン・F・ケネディ米大統領のジャクリーヌ元夫人らの衣装デザインを手がけた。女優のマリリン・モンローは彼女の遺志によって、プッチ氏がデザインしたドレスを身にまとって埋葬されたという伝説がある。

[現在のデザイナー]
クリスチャン・ラクロワ氏


[キーワード]
「プッチ柄」、1960年代、プリント柄、エレガント、サイケデリック、ヴィンテージ


[魅力、特徴]
 インパクトのある色、柄が楽しい。デザインが古びない。長く楽しめる。

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